お正月の風物詩、箱根駅伝。

チームの絆を賭けた若きランナー達の熱き戦いが、年明けの日本を彩る。

箱根5連覇、大学駅伝3冠へとひた走る青山学院に待ったをかけるチームは現れるのか。

今回は出場各校メンバーの自己ベストタイムから、2019年箱根駅伝を占ってみる。

 

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2019箱根駅伝出場選手の実力を測る目安

 陸上長距離レースにおいて、選手の実力を測る一つの目安として、トラック競技である10000mの自己ベストタイムがしばしば用いられる。上記のURL先にも、各選手の公認自己ベストタイムが記載されている。

 ハーフマラソンの自己ベストタイムも記載されており、1区間20km前後を走ることになる箱根駅伝にとって、その指標は10000mのタイムよりも一見すると参考になるように感じる。しかし、ハーフマラソンは気象条件の他、コースによって出るタイムが大きく異なるので、その自己ベストが早いからといって、決してそれを選手の実力と鵜呑みにすることは難しい。良い条件が重なって出たタイムであっただけかもしれないからだ。

 それを鑑みると、10000mは400mのタータントラックを周回するコースにおけるタイムなので、その記録が左右されるのは気象条件くらいである。トラック競技が得意な選手、公道レースが得意な選手等もいるだろうから、箱根駅伝において、その自己ベストが選手の実力を示すとは一概に言い難いが、ハーフマラソンの記録よりは信憑性の高い数字だと考える。

 

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2019箱根駅伝出場校の自己ベスト平均タイム順

 以下に2019年箱根駅伝出場校における、10000m、ハーフマラソン、及び10000mとハーフマラソンをプラスした各選手の自己ベストタイムを、出場校別に平均してみた。ただし、10000m、ハーフマラソンで公式記録を持たない選手は除外している。

 各校の実力を測る目安として、順位予想等の参考になれば幸いである。

10000m自己ベスト平均ランキング

①東海大学
28:55.9
②青山学院大学
28:56.4
③明治大学
29:08.8
④帝京大学
29:13.0
⑤駒沢大学
29:15.9
⑥順天堂大学
29:16.2
⑦東洋大学
29:17.6
⑧中央学院大学
29:21.0
⑨日本体育大学
29:24.2
⑩中央大学
29:24.9
⑪東京国際大学
29:30.1
⑫城西大学
29:30.2
⑬早稲田大学
29:32.3
⑭拓殖大学
29:32.6
⑮國學院大學
29:33.8
⑯大東文化大学
29:36.1
⑰国士舘大学
29:37.7
⑱山梨学院大学
29:39.7
⑲法政大学
29:41.0
⑳日本大学
29:41.4
㉑神奈川大学
29:46.9
㉒関東学連選抜
29:48.1
㉓上武大学
29:56.8

ハーフマラソン自己ベスト平均ランキング

①東海大学
1:03:08
②駒沢大学
1:03:18
③帝京大学
1:03:38
④青山学院大学
1:03:55
⑤明治大学
1:03:58
⑥城西大学
1:04:08
⑦早稲田大学
1:04:15
⑧東洋大学
1:04:16
⑨國學院大學
1:04:16
⑩拓殖大学
1:04:16
⑪神奈川大学
1:04:17
⑫日本体育大学
1:04:18
⑬関東学連選抜
1:04:28
⑭順天堂大学
1:04:32
⑮山梨学院大学
1:04:38
⑯大東文化大学
1:04:38
⑰中央大学
1:04:47
⑱東京国際大学
1:04:48
⑲中央学院大学
1:05:00
⑳国士舘大学
1:05:03
㉑法政大学
1:05:09
㉒上武大学
1:05:10
㉓日本大学
1:06:48

10000m+ハーフマラソン自己ベスト平均ランキング

①東海大学
1:32:04
②駒沢大学
1:32:34
③帝京大学
1:32:51
④青山学院大学
1:32:52
⑤明治大学
1:33:07
⑥東洋大学
1:33:33
⑦城西大学
1:33:38
⑧日本体育大学
1:33:42
⑨早稲田大学
1:33:48
⑩順天堂大学
1:33:48
⑪拓殖大学
1:33:48
⑫國學院大學
1:33:50
⑬神奈川大学
1:34:04
⑭中央大学
1:34:11
⑮大東文化大学
1:34:14
⑯関東学連選抜
1:34:16
⑰山梨学院大学
1:34:18
⑱東京国際大学
1:34:18
⑲中央学院大学
1:34:21
⑳国士舘大学
1:34:40
㉑法政大学
1:34:50
㉒上武大学
1:35:07
㉓日本大学
1:36:29

 

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2019箱根駅伝自己ベストから見た優勝予想校は?

 上記の順位通り忠実に走れば、東海大学が圧倒的な強さを見せて優勝しそうに思えるが、当大学は10000mで公式記録を持たない選手が多く、スピード志向の選手が揃っている。近年も出雲駅伝や全日本大学駅伝で優勝することが多くとも、箱根駅伝ではなかなか良い結果を残せていない。箱根駅伝ファンからすれば、もはや常識となっている事項だが、地力のある選手が揃っていることは間違いないので、打倒青学を目指せる候補であることに疑いはない。

 青山学院大学は10000m、ハーフ共に上位に入ってきており、選手の質が高いことを窺わせる。10000m自己ベスト28分台の選手を9人も揃えている選手層は、出場校随一。選手の近走の成績も良好で、箱根駅伝へ向け仕上がりは万全。やはり当校の5連覇達成が順当な予想と言えるだろう。

 ここ10年連続で3位以内、優勝4回と抜群の安定感を誇る東洋大学は、意外にもタイム的には平凡。とはいえ箱根の戦い方を知り尽くした当校は、やはり侮れない。今シーズンも出雲2位、全日本3位と結果を残し、駅伝においては相変わらず凄まじいほどの強さを見せている。青学に比べれば選手層の厚さが劣ることは否めないが、今回もその牙城を揺るがす存在になることは間違いないだろう。

 他、タイム的には駒沢大学、帝京大学、明治大学といったところがダークホースとなりえる。特に予選会1位で突破した駒沢大学は、前回シード権を逃した雪辱に燃えるところだ。前回1区3位、予選会日本人2位の記録を残している片西選手をはじめ、10000m自己ベスト28分台の選手を5人擁すなど、強いランナーが揃っている。ブレーキが無ければ、下剋上を成し遂げる下地は十分にある。

 

 

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