アーモンドアイが負けた理由

歓喜が悲鳴に変わる瞬間

 

絶対に負けるわけがない。

それは1.5倍というオッズが示していた。

茫然自失なのは多くのファンも同じ。

ぽっかり空いた心の中を、ここでただひたすら慰めたく。

 

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アーモンドアイが負けた理由①

軽い熱発の為、香港遠征を断念。その後、急遽矛先を有馬記念に変え、ファンを驚かせたのは周知事実である。

熱発の影響は微々たるもの?

そのリスキーなローテーションが敗因のひとつと挙げられるのは、誰しもが思うところだ。

しかし、調教の動きも抜群で、返し馬もルメール騎手が思わず笑顔がこぼす程の軽い脚さばき。出来そのものは何の問題もなかった。熱発の影響は多少はあっただろうが、掲示板外に消えるほどの要因になったとは言い難い。

 

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アーモンドアイが負けた理由②

アーモンドアイは高速馬場と切れ味勝負の専用機であり、タフな中山2500mには合わない。通な競馬ファン、及び彼女のアンチは盛んにそのような声を挙げていた。

合わなかった馬場とペース

結果的に、その見解が的を得ていたと言える。アーモンドアイ敗退の大きな要因は、時計のかかる馬場とハイペースだった。

2019年有馬記念の勝ちタイムは2分30秒5と、これは相当優秀な部類。一見、高速馬場だったかのようにも思える。しかし、2レース前の3歳上2勝クラスの勝ち時計は、1800m1分50秒フラット。かなり時計がかかっていた。

全体的に時計のかかる馬場だったことは間違いない。それでも優秀な時計が出たことは、勝ったリスグラシューが未曾有の怪物だったというだけの話。

そんな力の居る馬場で、逃げたアエロリットが刻んだ1000m通過タイムは58.5秒。有馬記念史上稀にみるハイペースであり、今回求められたのはパワーと持久力であることに異論はなかろう。

アーモンドアイにも得手不得手がある

2018年ジャパンカップにおいて、アーモンドアイが叩き出したレコードタイムは、ファンに大きな鮮烈を与えた。

 

そして、2019年天皇賞・秋。彼女は並み居る強豪相手に3馬身差をつけ圧勝。今回の有馬記念において単勝1.5倍の支持を集めるのも頷ける内容。

しかし、両レースとも時計の出やすい東京競馬場で施行され、上がりの勝負であったことを、多くのファンは見落としていた。

「アーモンドアイが負ける訳ない」

派手なパフォーマンスを繰り返すアーモンドアイは、多くのファンの目から自身の弱点を曇らせた。彼女は神格化された存在ではなく、得手不得手がある普通の馬であると、競馬の神様はファンに現実を突き付けた。

 

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アーモンドアイが負けた理由③

熱発明けでもアーモンドアイなら関係ない、どんな条件・展開でもアーモンドアイなら勝てる。そう思っていたのはファンだけでなく、関係者も同様だった。

茫然自失の調教師

「茫然自失です」

レース後のインタビューで、アーモンドアイを管理する国枝調教師は力なく語った。どんな条件でも勝てるはずの特別な馬だったという思いが窺い知れる。

早仕掛けを敢行した鞍上

1000m通過58.5秒という乱ペースの中、早めに前を追いかけたルメール騎手。この強気の騎乗も、アーモンドアイなら大丈夫という過信が生みだした産物だった。

アーモンドアイが負けた理由の3コーナー

馬郡を引き連れて上がっていくアーモンドアイ

 

リスグラシューやワールドプレミアのように、最後の直線にかける競馬に徹していれば、結果は違っていたかもしれない。アーモンドアイには持久力に不安があると分かっていれば、それを考慮した作戦を立てられたかもしれない。

全てはたらればに終わってしまう話なのは間違いない。しかし、アーモンドアイ陣営はもう少し慎重にレースに臨むべきであった。熱発明けの仕上げはともかく、レースプランは完全に彼女の実力任せで無責任だったと評価せざるを得ない。

 

アーモンドアイで大損したのは皆一緒

負けるわけがない。少なくとも馬券外に飛ぶわけがない。誰もが願っていた夢は2分半の時を経て崩れ去った。

小生の馬券はアーモンドアイ・リスグラシュー・キセキのボックスワイド。キセキに夢を託しており、そこが来なくてもアーモンドアイとリスグラシューが3着を外すわけがないと大きな保険をかけた。言ってみれば、置きに行った予想だった。

置きに行ったボールを打たれる投手の感覚が、少しわかった気がする。何事も攻めなくては人生における勝利は舞い込まないと実感した次第。

小生と同じく、大金を失った人は多いことだろう。しかし、これを人生の投資と考えることが肝要だ。アーモンドアイに金を取られたと思うなかれ。惨敗した彼女の姿から何かを学び、それを今後の人生に活かす糧とすべきである。

下を向いている暇ない。

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