長野県のある家庭において、相次いで発症が確認されたブルセラ症なる病気。人体への影響、重症度、感染経路云々、気になるのはその「名前」ではなかろうか。

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ブルセラ症の語源

名前だけ聞くと、実に如何わしい匂いを感じさせる響き。そう感じたあなたは、きっと10代~20代の若い世代ではないと思われる。また「ブルセラ 語源」などの検索でグーグル先生を頼り、ここに辿りついたあなたは、所生と同類であるし、一般的な思考回路を持ち合わせていると、強く感ずる。

残念ながら、いや、何が残念ながらなのかは全く持って不明だが、その語源は、そんな如何わしい匂いを感じさせる類のものではない。如何わしさを感じさせるのは、日本語特有の略語が生んだ弊害に過ぎない。

いいかげんに前置きはさておき、ブルセラ症の由来は、ある人物の存在にある。

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ブルセラ症とデヴィッド・ブルース

デヴィット・ブルース、その名だけ聞くと、サッカー選手やら、ロックアーティストのような雰囲気を感じさせるが、全く異質の人物である。

彼は生物学者であり、とりわけ、細菌やら微生物の研究に励んでいた。

イギリス軍医であった彼は、当時兵士の間で流行していた「マルタ熱」なるものの研究に奔走し、その病原菌の培養に成功したそうだ。

その後、彼の「ブルース」という名前に因み、本病原菌がもたらす感染症をブルセラ症と呼ばれるようになったとのこと。

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ブルセラ症の感染源

これで本感染症が、如何わしい性病の類でないことは、重々ご理解いただけたものと思われる。この病原菌は、牛の乳を媒介し、ヒトへとその触手を伸ばす。乳製品からの媒介⋯⋯結局のところ如何わしいではないかと思った方は、その脳内は既に煩悩で冒されていると意識した方がよいだろう。無論、そんなことを無心でタイピングしている私も、恐らくその類に冒されている。

さておき、感染した女性は海外の渡航歴も無ければ、関わりのある動物は、飼っている猫だけとの情報。どうしてこうした病気が日本で発生したのか、不可解なところである。

今夏は猛暑が叫ばれて久しく、また、西日本の豪雨は記憶に新しく、被災者の方々の二重苦を思うと、いたたまれない思いが強い。

今まさに、自然の猛威が我々に牙を向いている。我々に生活の場を与える自然は、我々に一体何を訴えかけているのだろうか。

このブルセラ症の発生も、この自然がもたらした脅威の一環であるような気がしてならない。外的な猛暑や豪雨だけでなく、ウィルスという手段で、内面から人間を破壊しにかかっているのではないかと。

全ては想像の域を出ないが、我々は昨今の自然の猛威を前に、改めて「生かされている」という感覚を持って、日々を過ごさねばならぬ。

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