大坂なおみ(20)がセリーナ・ウィリアムズ(36)を下し、全米OPテニス制覇。男女を通じ、日本人初のテニス4大大会覇者となった。ウィリアムズ選手の審判に対する暴言、表彰式で巻き起こったブーイングなど、何かと物議を醸した一戦となったが、大坂はウィリアムズをストレート勝ちで圧倒。世代交代を印象付ける一戦となった。

だが果たして、大坂なおみは「大坂なおみ」のままでいられるのか。それとも「Osaka...」に?

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大坂なおみは現在日本国籍

以下の記事で、大坂選手はハイチ人の父と北海道出身の日本の母との間に、大阪で生まれ、4歳からアメリカに移住と紹介している。
大坂なおみの父の出身のハイチって?その地域や経済状況やに迫る!

日本の場合、国籍の選択をしなければいけない人に関し、法務省HPに詳細が載っているが、ややこしいので、以下で噛み砕いてみることとする。

①日本人の母と「父系血統主義」を採る国の国籍の父との間に生まれた子
 (例:生まれたときに,母が日本国籍,父がイラン国籍の子)

②日本人の父または母と「父母両系血統主義」を採る国の国籍の母または父との間に生まれた子
 (例:生まれたときに、父(又は母)が日本国籍、母(又は父)が韓国国籍の子)

③日本人の父または母(あるいは父母)の子とし「生地主義」を採る国で生まれた子
(例:生まれたときに,父母が日本国籍であり,かつ,アメリカ,カナダ,ブラジル,ペルーの領土内で生まれた子)

④外国人との婚姻などによって、外国の国籍を取得した日本国民
(例:生まれたときに母が日本国籍で,カナダ国籍の父から認知された子)

⑤国籍取得の届出によって、日本の国籍を取得した後も引き続き従前の外国の国籍を保有している人

つまり、④の理由から、大坂選手は日本国籍であり、同時に父がアメリカ人である為、二重国籍を有している状況である。

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大坂なおみは22歳までに国籍を選択しなければならない

しかし、この日本という国は、二重国籍を認めていない。ある時を境に当該人物はその選択を迫られるのだ。これも法務省HPから噛み砕いて抜粋。
 
●昭和60年1月1日以後に重国籍となった日本国民
 20歳に達する以前に重国籍となった場合→22歳に達するまで

※なお、昭和60年1月1日以後に重国籍となった方が、上記期限までに国籍の選択をしなかった場合、法務大臣から国籍選択の催告を受け、場合によっては日本の国籍を失うことがある。

 
このことから、大坂選手は2020年10月16日までに、日本の法律上は国籍を選ばねばならない立場にいる。ということは、東京五輪までは、何をせずとも日本の選手ということで、めでたしめでたし⋯⋯という話か?
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大坂なおみはどちらの国籍を選択

将来的に、彼女はどちらの国籍を選択するのか。アメリカは二重国籍を認めているが、日本には形骸化しているとの噂もあるが、一応、国籍を選択する義務はある。

当の本人はどう思っているのだろう?

本人の口から聞きださなければ分からないことであるが、恐らく、彼女にとっては「どうでもいいこと」なのではなかろうか。テニスが出来ればそれでいい。そのように想像するなれば、彼女をいちいち悩ませる種を作り出す必要はない。

我々第三者は、彼女を地球上に生まれた優れた能力をもった1人のテニスプレイヤーとして、活躍を見守るべきである。

両国のテニス協会にとっては、お金のなる木の取り合いで死活問題なのであろうが、大坂なおみという優れた才能の持ち主を潰す真似だけは、絶対にやめてほしい。

国境という血肉の香りがする一筋の線。地上に生きる者はいいかげん、それを取っ払うべきではなかろうか。

優れた才能と課せられた思い運命

豪快でパワー溢れるテニスで相手を圧倒する大坂選手だが、インタビューやらバラエティ番組の喋り口を聞いていると、性格はかなり控えめな印象を受ける。

改めて、彼女は大和撫子の血を引いているのだなと感じるところがある。

ところで、20歳にして4大大会を制し、これからの世界のテニス界を牽引せんとする彼女。優れた才能を持つ者は、課せられた運命も重く、周りから受けるプレッシャーも果てしなく大きい。

人はそれぞれの力量に応じて運命が決められる、と小生は思っている。これも恥ずかしながら拙著で語っているところである。

彼女には優れた身体能力がある。しかし、繊細で壊れやすい心もある。表面化された能力に捉われることなく、彼女の内面を理解し、彼女の本当の器の中で花を咲かせてほしい。

日本人として有り得ない快挙を成し遂げた大坂選手。小生としては、もうそれで充分である。どうか無理せず、彼女の本当の力に見合った活躍を期待したい。

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