試合よりも人が集まる⋯⋯

 

東では中央線が止まって人が異様に密集。西ではカープチケット欲しさに人が殺到。

2019年2月25日は、事情は全く異なるも「」に関わることでシンクロし、多くの人が集まることで大混乱に陥った。

兎にも角にも、3連覇を決めた常勝軍団の人気の過熱ぶりは止まることを知らない。

ただし、その過熱ぶりも暴動に発展するまで進化しては、選手も球団も気持ちは複雑なことであろう。

 

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マツダスタジアムに5万人殺到で大混乱

プロ野球セリーグ3連覇中の広島東洋カープ。そのホームゲーム70試合のチケット購入に必要な抽選券が、25日に配布された。カープの本拠地マツダスタジアム周辺は、想定の倍となる5万人以上の人が殺到し、大混乱に陥った。

路上に人があふれ、道路も渋滞が発生し、警察が出動する騒ぎに発展。球団側は並んだ全員に抽選券を配布するとしていたが、安全を考慮してそれを途中で打ち切った。しかし、話が違うとファンは憤怒し、怒号が飛び交う事態となった。「新幹線代を返してほしい」と、わざわざ遠くから足を運んだファンもおり、その憤る心中はごもっともである。

しかし、なぜこうにも抽選券の配布の為に、大混乱に陥るほど人が集まるのか。そこには一部の平日に時間のとれる人だけ入手できる、さらにはどうぞ転売して下さいと言っているかのような首を捻りたくなる販売方法にあった。

 

マツダスタジアムの試合のチケットは全然取れない!

とにかくマツダスタジアムの試合のチケットは取れなくて有名だそうだ。関東圏に住む小生にとっては縁のない話だが、せっかく地元で応援したいと願うファンにとっては、実に心苦しい話である。

どれくらいマツダスタジアムの試合のチケットは取れないのか。以下の神サイトがその壮絶ぶりを生々しく語ってくれている。

「広島カープのチケット取れないのかを検証」

https://www.npbguide.com/watching/carp-ticket.html

 

上記サイトの奮闘ぶりは読み終えるのになかなか骨が折れるので、重要な点を掻い摘んで紹介することにする。

1年分のチケットを一斉に販売

シーズン開始1か月半前くらいに、マツダスタジアムの試合のチケットは1年分70試合が一気に販売される。ファン先行販売、ファン抽選、一般抽選、チケット販社抽選など、購入形式は多岐にわ渡るが、どの購入形式でも1人1試合につき4席まで取れるとのこと。

それにも関わらず、上記サイトではシーズンで5席しか取れなったとのこと。販売開始と同時にPCに張り付いていたのにも関わらず、実に狭き門であることを思わせる。

この平日昼間に1年分のチケットを一気に売り出す方式が、入手できる人に大きな偏りを生み出す。インターネットに疎い人々が抽選券を求めて殺到したのは、こうした販売方法が背景にある。

 

抽選券をネットやコンビニで販売が理想

こうした混乱を避けるためには、チケットは全て抽選を通して行うべきであろう。さらにその抽選券はネット上で配布できるようにシステムを整備するべきだ。

新幹線でわざわざ抽選券のみを求めてやってくる人もいるように、インターネット及びITに疎いファンも多い。紙ベースの抽選券も、今回のように一極集中で配布するのでなく、例えばコンビニで配布できるような形式をとってはどうか。

むしろ配布ではなく、抽選券ですら「販売」という形をとれば、多くの人にチケットがいきわたる可能性が高まるし、さらには経済効果も上がるかもしれない。抽選券を1枚100円ほどで販売し、もし外れてもグッズが漏れなく当たるようなシステムであれば、ファンも納得するところであろう。

兎にも角にも、球団側は販売システムの抜本的改革をしなければ、せっかく多くいるファンを手放すことになることは、火を見るよりも明らかだ。

 

 

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