
仕事一筋サラリーマンから
主夫に転身した唯木です。
あなたは体温計で「40」という驚愕の数値を叩き出した経験はあるでしょうか。
僕は子供の頃に「39」という数値を出した経験はありますが、40℃という世界は未だ未体験ゾーンです。
しかし、その数値を齢1年の我が子がその域に達した時は、気が気でなくなりました。
その際、親として体感した、子供が高熱を出した時に取るべき行動をまとめてみることにします。
目次
子供が発熱した時の対策
いきなり結論から書いてしまいますが、子供が発熱した際というか、大人にも言えることですが、あせってすぐに熱を下げないことが大事だと感じました。
僕が重要だと思った対策を2つ挙げますが、病院へ行くことは大前提なので、そこは数には入れてませんのでご承知おきを^^;
市販の薬を飲ませてヘンに悪化させるくらいなら、面倒でも病院で診てもらい、適切な薬を処方してもらいましょう。
①解熱剤を飲ませるタイミングに注意
これまで元気に動き回っていた娘が、急にぐったりし始め、熱を計ってみたら40℃という未知の数値が⋯⋯。

僕と妻は我を忘れて、病院でもらった解熱剤を取り出しましたが、ちょっと待った。
「発熱=悪」
「発熱=下げなきゃダメ」
当時の僕と同じく、そう理解している人が多いかと思いますが、それは違います。
「発熱=ウィルスと戦っているサイン」
「発熱=栄養とって休むべし」
このような思考に持っていくべきです。
栄養が摂れない時に解熱剤の出番
栄養をとって休めと言われても、ぐったりしててご飯を食べる元気もなさそう。そういった時にはじめて、解熱剤の出番です。
食事の1時間前くらいのタイミングで、解熱剤を処方しましょう。ご飯を食べるくらいの頃には、元気を取り戻しているはずです。
ウィルスと戦うため、栄養は不可欠。
解熱剤は食事のサポートのために使うべきと、心に留めておきましょう。
②とにかくゆっくり休ませること
解熱剤を使って熱が下がると、病気が治ったかのように思えますが、勘違いしないように。その状態は、免疫が休憩しているに過ぎません。
熱が下がってもウィルスは生き続けます。解熱剤でウィルスを殺すことはできないし、むしろ免疫の働きを遅らせる分、長生きさせてしまうことに。
熱が出ている状態でゆっくり休ませることが、早期回復のカギになります。発熱中に眠ってしまうのが、最高の対処療法と言えますね。
乳幼児は病気なんて関係ない?
といっても、小さい子供は病気と言えど、じっとしていられません。
うちの娘の場合、38℃の熱が出ていても平気ではしゃぎまわるものだから、困ったもの。39℃くらいになるとようやくグッタリするので、心配ばかりが募ります。


まあ、発熱による症状は個人差があるところでしょうけど、乳幼児を眠くないのに眠らせるのは困難な技。
じっとしていてストレスが溜まるような活発な子であれば、やりたいようにやらせた方がお互い疲れないかもしれないですね。
子供の発熱事例
さて、生まれてこのかた見たこともない体温計の表示に、父母共々かなりの慌てぶりを示してしまったわけですが⋯⋯。
以下、私的な備忘録的なってしまいますが、娘と高熱の奮闘記を記載したいと思います。お子様の突然の高熱でお困りの方のご参考になれば幸いです。
40度の熱が出るまで
2019年7月4日(木)
37.7℃の熱が出て、保育園を早退。小児科で「夏風邪」と診断されました。
寝る前に解熱剤を処方しましたが、これが回復を遅らせる原因だったのかも⋯⋯。
2019年7月5日(金)
早朝は解熱剤が効いたのか36.5℃の平熱。しかし8時ごろになると、37℃後半の熱がぶり返し、保育園には行けず。
夜、僕が仕事から帰ってきて様子を見ると、走り回るほど元気になっていたので、一安心かと思ったのですが⋯⋯。
2019年7月6日(土)
朝は平熱。
変わらず走り回って困るくらい元気。
しかし14時くらいなると、急に元気がなくなり、軽く昼寝を取った後、ぐったりしていました。
熱を測ると40.2℃の高熱。
心配なので、解熱剤を処方した後、近くの総合病院の救急窓口へ連れて行きました。
「風邪であることに変わりない」と診断。
家に帰ると再び高熱が出て、死ぬほど慌てます。この日は無理に夕食をとらせず、休ませることにしました。
40度の熱が出たあと
2019年7月7日(日)
6時ごろ起床。元気にパンを食べ一安心でしたが、それでも熱は38℃近くありました。
10時ごろ昼寝をするも1時間くらいで目覚め、直後嘔吐。熱は39℃近くありました。
かなり慌てたが、徐々に元気を取り戻し、昼ご飯もしっかり食べてくれました。熱も37℃台に落ち着きます。
ただし、夕方になると口の周りに発疹が⋯⋯。
2019年7月8日(月)
6時ごろ起床。朝食をしっかり食べて、熱も36℃後半の平熱です。
それでも口周りの発疹が気になるので、病院に行くと「手足口病」と診断される。しばらく保育園行けなくなりました。
子供の発熱する夏風邪
幼児がかかる三大夏風邪に⋯⋯
「手足口病」
「ヘルパンギーナ」
「プール熱」
なるものが挙げられます。
結局のところ、娘は「手足口病」に冒されていたようですが、熱が出ないタイプもあれば、彼女のように高熱を出すタイプもあります。
このように一口に手足口病と言っても原因となるウィルスは多種多様で、一度かかっても再発する可能性があり、なかなか質の悪い病気です。
40℃もの高熱が出て、奇妙な発疹も出ることから、なかなか危ない病気に思えますよね。しかし5日ほどで完治し、予後の経過は良好とのこと。
たいそうな名前が付けられてはいるが、ウィルス性の感染症、いわゆる「かぜ」であることに変わりなく、気が狂うほど慌てる必要はありません。
高熱は免疫の強い証拠
そんな気が狂うほど慌てふためいたのは、恥ずかしながら我々夫婦。ただ、お医者様に一言に安心させられました。
それは免疫力の強い子ほどウィルスと戦い、高熱を出す傾向にあるとのこと。
幸か不幸か、娘はウィルスの活動を抑制させ、発疹も口周りのわずかな部分だけで抑えられたようです。
滅多に病気しない娘だったので、そんな彼女が高熱が出すものだから、ものすごく焦りました。
しかし、高熱を出すことはつまり抵抗力が強い証拠であり、娘が変わらずの健康体であることを改めて知り、安堵感に包まれました。
もし1歳児が40度の熱を出したら
抵抗力のある子供でないと、40度もの高熱はなかなか出ません。健康体であれば、ただの「かぜ」でもそれくらいの熱は出ます。
特に5月から7月、初夏から梅雨の終わりにかけては「夏風邪」なるものが存在し、高熱を引き起こす原因が蔓延。
とはいえ、得体の知れている病気なので、恐るるに足りません。コロナはまだ得体が知れないので、要注意ですけどね。
結論、高熱が出たからといって、そんなに焦る必要はありません。むしろ健康な証拠くらいに捉え、毅然と病気に向き合っていきましょう。