
仕事一筋サラリーマンから
主夫に転身した唯木です。
コレナンデ商会のブルブルくんの声を聞いていて、ふと思うことがあります。
「えなりかずきを最近みない」
「えなりかずきは現在何をしてるのか」
突如、メディアへの露出が激減したように思えるえなり君。その事情を追ってみると、彼の壮大な夢が見えてきました。
目次
えなりかずきは現在何してる?
えなり君と言えば「渡る世間」シリーズの子役で一世を風靡。俳優としてだけでなくバラエティー番組に出演するなど幅広く活躍し、お茶の間に多く顔を出していた印象があります。
ただ、ここ最近は見る機会が減ったなあと思うのは、きっと僕だけじゃないでしょう。
ブルブルくんとミラクル9で活躍中
そんな中、えなり君がコレナンデ商会のブルブルくんの声で出演していて、なつかしい気分に浸った自分がいました。

ブルブルくん
「臆病で几帳面」
「意地の悪い天邪鬼」
ジェイ社長を困らせてばかりのブルブルくんですが、そんなキャラクターの声をえなりかずきさんは見事に演じ、さすが芸歴の長さを思い知らされます。
えなり君自身はTwitterとかインスタはやっていないみたいですが、他の出演者たちのSNSで、彼の活き活きとした様子が垣間見れました。
※キーウィちゃん役の吉木りささんのインスタから。
※ターキーさん役・北村岳子さんの所属事務所運営のTwitterから2点。
【#北村岳子】
— プランニング・クレア (@planningcrea) June 23, 2020
コレナンデ商会が再開!
そんな嬉しい日に祝福を受けました。
北村、赤色に囲まれて少しはにかんでます。#川平慈英 さん#えなりかずき さん#吉木りさ さん#コレナンデ商会#Eテレ pic.twitter.com/ZJ22GCWERs
【#北村岳子】#コレナンデ商会#コレナンデサンデー#NHK#Eテレ#川平慈英 さん#キーウィ ちゃん
— プランニング・クレア (@planningcrea) March 24, 2020
作曲家 #塩谷哲 さん#ターキー さん#吉木りさ さん#ブルブル くん
北村岳子、#えなりかずき さん
毎週月~金曜 AM7:35
毎週火曜 PM5:35
「コレナンデサンデー」毎週日曜 AM7:00
見てね!! pic.twitter.com/7YJrkNeF6M
出演者たちとも和気あいあいとやっているようで、仲間から見放されてるようなことはないと思いますが、真偽のほどはいかに。
とはいうものの、えなり君が他に出演しているテレビ番組といえば、テレビ朝日系列のミラクル9くらいですかね。
彼がお茶の間の人気者だった頃に比べ、露出が減ってしまったのはなぜなのでしょう?
えなりかずきを見かけない理由①
結論から言えば、えなり君は今、
「父親の事業を手伝っている」
「父親と同じ音楽の道を歩もうとしている」
なので、タレント業の仕事を制限している可能性が高いと思われます。
それについては、えなり君の育った家庭から読み解くことができるので、後ほど詳しく解説します。
えなりかずきを見かけない理由②
ネット界隈で多く噂になっているのが、
「嫌韓発言をして干されている」
という話。
たしかに無関係ではないと思いますが、これについては、嫌韓発言と芸能界の関りを通して、後ほど詳しく解説します。
えなりかずきの家庭
「父親の事業」というワードが出てきましたが、えなり君はどのような家庭で育ったのでしょうか。
この記事を書く上で、えなり君の父親である江成正人さん著の「えなりかずきの作り方(主婦の友社)」を読ませて頂きました。
こちらを参考に、江成家のベールを剥がしていきたいと思います。
家族経営している芸能事務所
ここで、えなり君のプロフィールを簡単にご紹介します。
本名:江成和己
生年月日:1984年11月9日
・オーデイションサイトによるプロフィール
・公式ブログ
父親の経営している芸能事務所
芸能人は芸能プロダクション(事務所)に所属して活動するのが一般的ですが、えなり君の事務所はかなり特殊です。
彼の所属するJDSという事務所は、父親である江成正人さんが経営していて、他に所属しているのは弟の正元さんだけ。
つまり、江成家だけで構成されていると。
えなりかずきというタレントは、私生活だけでなく、芸能活動まで家族によって支えられているという一風変わった活動体系を取っていたのですね。
教育熱心な父
えなり君の父・正人さんは、芸能界に精通したミュージシャン。母親も正人さんと同じバンドでメンバーを組んでいたボーカリストでした。
おじさん臭いキャラで売っていたえなり君ですが、ご両親は反してかなりファンキーな感じですね(笑)
ミュージシャン、そして主に扱っていた楽器はドラムと、決してお堅いとは言えないお仕事をしていた正人さんですが、子育てに関してはなかなか古風で厳格。
(以下、えなりかずきの作り方 ~主婦の友社~より)
ステテコは真冬にはいい防寒になります。バンドマンが風邪をひいて、無理に演奏するときは最悪です。休むわけにはいかないので、もう地獄の苦しみを味わわなければなりません。(中略)
「役者も一緒だろう。簡単に休むわけにはいかない」
という話を、かずきが小さい頃からしていたので、
シャツをズボンに入れるのが当たり前なのであって、だらしなくしているほうが、おかしいと。
「いまどき、きちんと挨拶のできる珍しい子」などと書かれましたが、これも、挨拶くらいは本来幼稚園のときにはできていなければならないものですから、かずきが珍しいのではなかろう、世間の方がちょっとヘンになっていると思ったほうがいいのではないでしょうか。
あいさつはともかく、ステテコを履く、ゴルフウェアにパンツインを若い頃から貫くえなり君のおじさん臭いスタイルは、父から受けた教育の賜物だったのですね。
おじさん臭いキャラは想定外
2000年代前半、えなり君はバラエティ番組の他に、歌手として紅白歌合戦に出場するなど、お茶の間に多く顔を出すようになりましたが、父親曰く、それは想定外の出来事だったようです。

紅白で弾き語りを披露
ところが役者として歩む一方、その勉強にもなるということでバラエティ番組などにも顔を出しているうち、「いまどき珍しい子」というので、タレントの方でも忙しくなってしまいました。「若いくせにジジ臭いヤツ」とはバラエティのからかいネタで、それは洒落の部分だからまあいいか、と思っているうちに、火がついてしまったというところです。
これはまったく私の計算違いです。
えなりかずきの作り方 ~主婦の友社~
バラエティ番組出演も役者の幅を広げるためだったそうですが、正人さんとしては「当たり前」のつもりで育てたおじさん臭いキャラが、世間には想像以上にウケてしまったというわけですね。
正人さんはそれを嬉しい誤算とは捉えず、むしろ早く飽きられたら困るという危機感を持ち、当時は番組出演をかなり断ったそうです。
しかし、そうすると週刊誌等々に「生意気な奴」などと書かれてしまい、マイナスイメージが先行してしまうので、火の出るように湧くオファーを抑えられなかった旨を語っています。
父の事業を手伝っている?
先ほど申し上げた⋯⋯
「えなりかずきは現在、父親の事業を手伝っているんじゃないか説」
僕の推論のひとつに過ぎませんが、ここでご紹介したいと思います。正人さんは「しゃぼん玉」という劇団の運営に携わっているようです。
かずきの手がだいぶ離れて、いま私が関心を持っているのが、「理想のゴルフ場作り」と「児童劇団」です。(中略)
児童劇団のほうはもう始めています。石井ふく子お願いして付いた名前が「しゃぼん玉」です。
劇団の主宰は『渡る世間』にも出演している、役者の榎本たつおさんです。
えなりかずきの作り方 ~主婦の友社~
※「オフィスしゃぼん玉」主宰の榎本たつおさん
“たっちゃん“の愛称で親しまれている松本達夫役の #榎本たつお さん!
— 渡る世間は鬼ばかり 2019年9月16日放送 (@wataoni_tbs) August 23, 2018
「幸楽」の厨房から! あと25日!#渡る世間は鬼ばかり #TBS #渡鬼 pic.twitter.com/hNlhQS6U3G
ホームページを見る限り、今や児童劇団の枠を超え、若者からシニアの俳優、またはダンサーをも抱える芸能事務所になっているようです。
正人さんが今も携わっているかは不明ですが、もしそうだとしたら、えなり君も「しゃぼん玉」のキッズタレントの演技指導等に関わっている可能性があると考えるのは、自然な流れではないでしょうか。
父と同じ道を歩み始めている?
えなり君は父の影響を少ながらず受けているようで、音楽に対して高い興味を持っているようです。正人さんは本の中で、えなり君がジャズ好きであることを語っています。
私が、少なくとも師弟関係は続くだろうと思っている理由に、最近とくに、かずきが音楽関係に強く興味を持って、ハマりだしていることがあります。(中略)
たとえば、かずきはジャズが好きですから、その方面で勉強したいといえば、ある名著を薦めています。
えなりかずきの作り方 ~主婦の友社~
さらに正人さんは、えなり君が歌の作曲編曲をしたいと言っている旨を語っています。
これも僕の推論になりますが、えなり君が最近テレビで観なくなった大きな要因として、音楽の道に進んでいきたい思いがあり、その活動に専念しているからではないでしょうか。
彼がブルブルくんの声優を引き受けているのも、納得できるところがあります。お芝居の他に歌うことが求められているブルブルくんは、音楽家を志すえなり君にとってみれば、この上ない経験になりますからね。
えなりかずきと嫌韓発言
えなり君はは芸能界でも屈指の嫌韓家として知られています。その信憑性の程は、彼が出演した「たかじんのNOマネー」における発言が証明。
たかじんNOマネーでの発言
えなり君はかなり過激な口調で、持論を展開したようですね。

えなりかずきは何を言ったのか?
「韓国は盗人たけだけしい!」
「政権が不安定になると、政府を揚げて即反日プロパガンダ」
「抵抗なく反日活動する韓国人がムカつく」
「剣道の起原が韓国?アホか!」
たかじんのNOマネーにて
直後のネットの反応を見ると「よく言った!」とのことが聞こえますが、それはいわゆるネトウヨの声でしょう。
一方で「そんな過激なこと言って大丈夫?」との声が挙がっていましたが、その心配は的を得ていたようで、彼の姿を最近見かけなくなったことと、全く無関係とは言えません。
嫌韓発言と芸能界
女優・宮崎あおいさんの元夫で俳優の高岡奏輔さんは、過激な表現で韓流ブームを批判し、多くの物議を醸しました。結果、関係各所、特に在日企業のスポンサーに迷惑をかけ、事務所を退社することに。

高岡蒼輔の犯したタブー
言論の自由が憲法で認められているとはいえ、芸能界においては、そんな法で認められた自由が存在しない事情があるようです。
左翼思考の強いエンタメ業界
芸能人には在日系の方が多いです。
その理由は在日差別があったために反骨精神が強かった、反社会的勢力との繋がりが深いなど様々な憶測を呼んでいるが、個人的には以下のサイトの見解がしっくりきました。

かったるいんだけど
そんな方のために要約しますと⋯⋯
平和な時代じゃないと芸術や娯楽は成り立たないから、武力を悪とする左翼思想を好む人が芸能界に多くなるのは必然的ということ。
芸能界がなぜ左翼的なのかは、色々と物議を醸すところですが、少なくとも芸能人が右翼的な言動を発することは、安定的に仕事をもらうことにおいてプラスになるとは言い難いですね。
えなりかずきと右翼との繋がり
えなり君は右翼思考に傾倒するところがあったのでしょうか。本にはこんなエピソードが載っていました。
たとえばテレビの歴史番組をを見ていたとします。ちょうど松岡洋右が国際連盟を脱退したときのフィルムで、まだ小学校二年くらいだったかずきも見ていて、「この人かっこいいね」などと何気なくいいます。
えなりかずきの作り方 ~主婦の友社~
えなり君は小さい頃に松岡洋右を「かっこいい」と評する場面があり、多からずではありますが、右翼に憧れるきっかけがあったようです。

松岡洋右
松岡洋右とは?
誰にでもふとしたきっかけで右翼に
とはいうものの、右翼思想というか、国粋主義に陶酔するのは誰にでもあり、そのきっかけは多種多様です。以下、とあるクォーターの方のエピソードを参考にされたく。
あの頃日本人になりたくて、毎日軍歌を聴いていた。大阪の右翼少年が「なにわのアメラジアン」になるまで

かったるいわー!
そんな方のために要約しますと⋯⋯
この話の主人公のトーマスさんは中学生の頃、アメリカ人の血を引いているのに英語が喋れない自分自身に悩まされていました。
なので、完全な日本人になりたいという一心で軍歌を聴くなど、右翼思考に取り付かれていた時期があったそうです。
えなり君は小さい頃に松岡洋右にのめり込むきっかけがあったのかもしれませんが、思想はふとしたきっかけで脳内を支配されるもの。
「韓国が嫌いなんですよね」
彼にその台詞を言わせた原因は、成人した後にあるのかも知れず、掴み切れないところがあります。
干されるのはむしろ願ったり叶ったり?
ここも僕の推論になりますが、えなり君が音楽家への道を歩んでいるとすれば、彼にとってタレント業が少なくなるのは好都合なのではないでしょうか。
タレント業の仕事が減れば音楽活動への取り組む時間も増えるわけですし、芸能界に顔の広い父親のバックアップがあるから、何かしらの仕事が発生するはずです。先ほど挙げた劇団の手伝い然り、食いつなぐにはそれほど困らないのではないかと。
実力はあるけどテレビでは扱いにくい存在とされる為、嫌韓発言をしたことは自身の将来へ向けた戦略だったのではないかと、ここでは結論付けます。
えなりかずきの現在まとめ
さて、えなりかずきさんが現在何をしているか、なぜ最近みかけないのか、ということをいろいろ語ってきたわけですが、ここでまとめてみたいと思います。
- 父親と同じ音楽家への道を目指している可能性が高く、ブルブルくんの声優の仕事はその一環。
- タレント業が減った分、音楽活動に取り組み、父親の事業の手伝いなどで食いつないでいる。
- 嫌韓発言をしたのは、タレント業の仕事を敢えてセーブするため。
いろいろなサイトでえなり君の現在について語られていますけど、
「嫌韓発言をして干された哀れな人」
みたいな感じで結論付ける方が多いですね。
僕は少しうがった見方をしてしまうようですが、本当にやりたいことに向けて見えないところで努力している人と、前向きな評価をしたいです。
そしていつの日か
「作曲・えなりかずき」
そんな歌が出てくるのかもしれませんので、その時が来るまで、家族みんなで躍動するブルブルくんを見守っていきたいと思います。
追伸
「えなりかずきの作り方(主婦の友社)」から多くの文面を引用させてもらいましたので、あらためてご紹介させていただきたいと思います。
子育て本としても、
「プロフェッショナルな人間を育てたい」
「学校教育だけでは不安で物足りない」
と思う方には、かなり参考になると思います。
ちょっとくせのあるお父さんが書いている(^^;)ので、万人に受ける内容ではありませんが、僕は娘の個性を大事に育てていきたいと思ってますので、読んでいて共感するところは多々ありました。
Amazonなどにもあまり在庫はないようですが、気になる方は見つけてぜひご一読を。