一瞬の間にピンとこなかったのは、世代と触れてきた文化の違い。

ガンダム世代、及びガンダムと野球を愛す人々からしてみれば、何を今さらといった声を発していることであろうが、やや世代のずれた30代男性の一般小市民は、思わず「なるほど」と首を大きく縦に振り、頷いてしまった次第。

そして、ちょっとした運命の悪戯、奇跡のようなものを感じたのは、大袈裟な事であろうか。

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甲斐キャノンの由来はカイ・シデンである説

日本シリーズでMVPを獲得し、今や時の人となりつつあるソフトバンク甲斐拓也捕手。米大リーグ公式サイトで、メジャー移籍と関係のない日本人選手にも関わらず特集が組まれるなど、世界も彼の肩に注目を集め始めている。

2018年の日本シリーズを通し、パリーグの野球ファンのみならず、セリーグの野球ファンにも浸透したことであろう「甲斐キャノン」と称された肩。

その肩の強さはファームの頃から有名で「バズーカ砲」「キャノン砲」「レーザーガン」など、武器になぞらえたフレーズは数多く存在していたそうだ。

甲斐選手は入団時「拓也」という登録名でプレーしていたそうだが、それは西武ライオンズの炭谷銀仁朗捕手を意識していたのだろうか⋯⋯と、関係の無い憶測はともかく、2016年オフに「甲斐拓也」と本名に登録名を改め、昨年から正捕手として出場するようになって以降「甲斐キャノン」の名も同じく定着し始めた。

そんな「甲斐キャノン」は、機動戦士ガンダムに登場するキャラクター「カイ・シデン」が「ガンキャノン」に搭乗していることが由来という説が話題を呼んでいる。

 

甲斐キャノンとガンキャノンが結び付く可能性

小生はファーストガンダム世代からは一回りほど若い世代であるせいか「甲斐キャノン」=「カイ・シデン」=「ガンキャノン」のインスピレーションは瞬時に浮かんでこなかった。

ただ、小学生の頃SDガンダムなるプラモデルが流行っていた為、ガンキャノンの存在は知っていた。しかし、カイがガンキャノンのパイロットであった認識は薄く、この話題を聞いて遅ればせながら「なるほど」とちょっとした感心を覚えた次第。

そんな個人的な思いはともかく、野球とロボットアニメがこうにも上手く結び付くなど、改めて思うと奇跡に近い確率ではないかという思いが頭をよぎった。

「甲斐」という苗字の方は日本におよそ66,600人いて、ランキングでは322位とのこと。甲斐という苗字で生まれてくる確率は、単純に日本人の人口が1億2600万人だとすると、およそ0.05%。

さらに甲斐という苗字の人が捕手としてプロ野球選手となり、強肩を売りとしてキャノンの異名を持つ確率、そして「カイ」という名の人物が「ガンキャノン」というロボットに乗る設定のアニメが生まれる確率を合わせると⋯⋯。

これ以上は統計学者だか確率論者の見解を待ちたい。

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数字では言い表せない運命

兎にも角にも、運命というものは、どこでどう結び付くのか計り知れないと、この一件で強く思わされた。

この世に事象というものは、無数に溢れている。目に見えるものもあれば、目に見えないものもあり、それらが複雑に絡み合うことで、世界が形成される。

あくまでもこの話題を「奇跡」と呼んでいるのは、個人的で狂乱気味な見方と自覚しているが、次に目の当たりにする運命的な結び付きはいつ起こるのか、それをひとつ楽しみとして、世知辛い世の中を生き抜く糧としたい。

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