学生時代の御嶽海関

 

御嶽海や貴景勝といった小兵の突き押しタイプの力士が次々と頭角を現してきているのは、学生相撲出身者の目覚ましい躍進という潮流なのかもしれない。

2018年名古屋場所で初優勝。そして2019年初場所は5日目時点で2つの金星を含む5連勝と、風神が如くの勢いに乗る御嶽海。

そんな彼の幼少から学生時代の成績に迫る。

 

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御嶽海の学生時代の成績

アイドルと共に舞台に立ち、自らを「みーたん」と呼ぶ茶目っ気たっぷりの御嶽海は、大道久司という名を授かり、長野県木曽郡上松町で生まれ育った。

幼少時代はキノコ狩りや鮎釣りなどで親しみ、自然豊かな環境に身を置いていた彼が相撲を始めたのは、小学校1年生の時。初めて相撲大会に出場し、自分よりも小さな相手に負けたことがきっかけで火が付き、地元の相撲クラブに入門したという。

以降、相撲漬けの人生を送ることになった御嶽海こと久司少年の小、中、高校生時代の主な実績は以下。

・小学5年 全日本小学生相撲優勝大会2位
・中学3年 全国大会ベスト8
・高校在学中 国体少年の部3位
       インターハイベスト8

高校卒業後、相撲部屋の厳しさを感じてプロ入りを避けていたという彼は、東洋大学法学部に進学。今となっては幕内三役になるほどの力士だが、高校まではそれに見合うほどの成績を残していなかった大道久司。

しかし、大学に入ると徐々に頭角を現す。大学4年生の時には全国学生相撲選手権大会で優勝し、さらには全日本相撲選手権大会でも優勝を果たす。つまりは学生横綱、アマチュア横綱の2冠を達成。アマチュア相撲のナンバーワンとも言える実績を残すほどの選手となった。

 

御嶽海は東洋大卒業生初の幕内優勝力士

アマチュアでは敵なしとも言える成績を残し、角界でも注目されるであろう大道選手だったが、法学部だったということもあり、公務員試験を経て和歌山県庁への就職が内定していた。

しかし、出羽海親方の部屋を復興させたいという強い説得があり、安定した公務員という道を蹴ってまで、厳しいプロ入りを目指す道を選ぶこととなった。

東洋大出身で関取として活躍した力士は玉乃島など(最高位関脇)がいるが、優勝した力士は御嶽海が初めてとなる。東洋大と言えばスポーツの名門。駅伝で山の神として活躍した柏原竜二、マラソンで日本記録を樹立した設楽悠太、日本人初の100m9秒台を叩き出した桐生祥秀、さらにプロ野球では首位打者と打点王を獲得した今岡誠などがいる。

御嶽海もそういった錚々たる面々と肩を並べるアスリートとして、大学史に名を残す一人になったということは過言では無かろう。

 

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学生相撲出身者全盛の時代へ

御嶽海といえば突き押しが大きな武器。そんな突き押し相撲が全盛を迎えようとする傾向があるらしい。2018年の大相撲において、今まで最も決まり手とされた寄り切りが押し出しを初めて上回ったというのだ。

https://number.bunshun.jp/articles/-/833012

上記の記事では、学生相撲は押し相撲が主流で、その出身の力士が角界にて多く頭角を現しているのではと論述している。

御嶽海は、そういった潮流の先端に立つ力士として、これからもひた走って行くのだろうか。

 

 

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