海を渡った若武者は、偉大な先輩たちに肩を並べた。

日本が誇る二刀流は、どこまで進化を続け、どれほどの栄光を手にするのか。

故障している肘の影響もあり、決して順風満帆なこれからが待っているとも言い難い。

全く予想できない彼の行く末。

もちろん、いい方向へと歩んでほしいが、一抹の不安は拭えない。

 

スポンサーリンク

大谷翔平がMLBで新人王を獲得!

米国メジャーリーグ(MLB)のロサンゼルス・エンゼルス所属、大谷翔平選手(24)が、アメリカン・リーグの新人王を獲得した。日本人新人王の獲得は、野茂英雄、佐々木主浩、イチローに次ぐ4人目の快挙。

大谷翔平の今シーズンの成績

【投手】
先発10 4勝2敗
防御率 3.31
奪三振 64

【野手】
出場試合114 打数326
打率 .285 本塁打22 打点61
盗塁 10

 

大谷選手と新人王争いをしていたヤンキースのミゲル・アンドゥハー内野手(23)の成績は以下の通り。

出場試合149 打数573
打率 .297 本塁打27 打点92
盗塁 2

 

アンドゥハー選手は野手としての成績自体、大谷選手を悠々と上回っているのは明白だが、言わずもがな、大谷選手は先発ピッチャーとして10試合登板して4勝をあげるなど、投手としても成績を残す活躍を見せ、米国の野球ファンを「アメイジング」と言わしめた。そのインパクトは、アンドゥハー選手の素晴らしい数字を霞めてしまった。

スポンサーリンク

メジャーで過去に新人王を獲得した日本人

過去に日本人としてメジャーで新人王を獲得した3人の選手の成績は、以下の通り。

ロサンゼルス・ドジャース 野茂英雄

先発28 13勝6敗(完投4・完封3)
防御率 2.54
奪三振 236(リーグ最多)

トルネード旋風を巻き起こし、ドクターKと称された野茂氏は、その後メジャー123勝をあげ、ノーヒットノーランを2回達成するなど、日本人メジャーリーガーの草分け的として、大きな存在感を示した。

シアトル・マリナーズ 佐々木主浩

登板63 2勝5敗37セーブ(当時メジャー新人記録)
防御率 3.16
奪三振 78

海を渡った「DAIMAJIN」として、メジャーデビューから3年連続で30セーブ以上をあげ、マリナーズの守護神として君臨。

シアトル・マリナーズ イチロー

出場試合157 打数692
打率 .350(リーグ最高) 本塁打8 打点69
盗塁 56(リーグ最高)
安打 242(リーグ最高)

日本の誇る世界のヒットメーカーは、メジャーデビューから新人王どころかMVPまで獲得。その後の活躍は語るまでもなく。

スポンサーリンク

本当の意味での新人王

これまで3人の日本人選手がメジャーで新人王を獲得したが、そのうち最も若くして獲得したのが、野茂氏の26歳。既に日本で5年間プレーしていた選手が、メジャーでは新人扱いであることに、どうにも違和感を覚えていた。

佐々木氏に至ってはすでに30歳を越えたベテラン選手。新人という扱いはむしろ失礼に値しないか。そして、他の若い選手が気の毒ではなかったか。

日本のプロ野球からしてみれば、海外から来た選手は助っ人扱いであり、彼らに新人王を与えるなど言語道断。これは文化の違いと言うべきなのか。

しかし、大谷選手はまだ24歳。新人王を争ったアンドゥハー選手は23才であり、彼は本当の意味で新人王らしい新人王を獲得したと言えるのではないか。成績も正直MVP級の数字には程遠いところも、新人王らしい。

肘の手術などもあり、来シーズンは投手として活躍できるか微妙なところだが、周知の通り、彼にはもう一つの武器がある。

ホームランはほぼセンター方向か逆方向に打つ規格外のパワーと、バッティングセンス。常人では成しえない両刀を携える限り、彼のサクセスストーリーが終わりを迎えることはないだろう。

唯木絢斗@oaonly180415をフォロー