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習志野高校はどこまで勝ち上がれるか

世間にやや悪い印象を与えてしまった習志野高校だが、チームとしては堅守と多彩な投手を有し、古豪に恥じない実力を備える。1回戦の日章学園戦では初回に7点をあげる打線の爆発力もあり、チームの成熟度はなかなか高い。

今後、同校が勝ち進んでいくには、持ち前の堅守と投手力で粘り強く戦っていくことが求められよう。中でも肝になってくるのは、タイプの異なる三人の投手だ。

1. 飯塚脩人

本格派右腕のエース・飯塚

 

1回戦は8回終盤から、2回戦は2回序盤から登場し、計9イニングを投げた今大会は未だ失点0。140km台の力強いストレートを武器に、相手打者を薙ぎ倒していく。

2回戦の終盤では、不意を突こうとしたはずの変化球を痛打される場面が目立った。己のストレートをどれだけ信じられるかが、チームの命運を握る。

10. 山内翔太

多彩な変化球を持つ左腕・山内

 

1回戦は7回1/3を投げ2失点。ストレートはMAX130kmに満たない程度だが、カーブ、スライダー、チェンジアップを巧みに操り、日章学園打線を翻弄した。

力で押していけるだけの球威に劣るので、低めへのコントロール、無駄な四死球を出さないことが生命線。

17. 岩沢知幸

変則アンダースローの岩沢

 

2回戦に登場し、1回2/3を投げて1点失った場面で降板。この日は死球や球が高めに浮くなど、良い内容ではなかった。

タイプの異なるエース飯塚からバトンを受けることは、相手にとってはやり辛くなる要素となる。それを実現する為にも、低めへの意識は大事になってくる。

 

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習志野高校が準決勝進出

2019年3月31日、準々決勝で市立和歌山との一戦に挑んだ習志野高校だが、4-3で逆転勝ちを収めた。サイン盗み疑惑の影響は、彼らから微塵も感じられぬ見事な戦いぶりであった。

最後の打者をフォークで空振りに仕留めたエース・飯塚

 

エース・飯塚の奮闘再び

この試合も習志野は序盤、苦しい立ち上がりを強いられた。

2回戦に続いて先発マウンドに上がったのはアンダースローの岩沢。しかしこの日も球が高めに浮き、初回に4安打3失点。持ち味を出せないまま、エース飯塚にマウンドを譲る。

そして星稜戦と丸写しのような展開となる。2回からマウンドに上がった飯塚は、この日もMAX145kmの速球が冴えわたる。更には速球だけでなく、スライダーとフォークで上下左右に揺さぶり、さらにはチェンジアップも交えた緩急で、市立和歌山打線を完全に翻弄。

終わってみれば、彼は8イニングを投げ抜き、4安打無四球無失点。三振も9つ奪う好投を見せた。

打線もエースの踏ん張りに応える

打線もエースの投球に奮起する。5、6、7回と1点ずつ返していき、逆転に成功。

点の取り方も決して派手ではなかった。6回は狭殺からのダブルプレーでチャンスが潰えたように思えたが、死球で再び得点圏にランナーを進めると、エース飯塚が渋太くセンターへ運ぶタイムリー。7回の得点も併殺崩れの間の1点だった。

この日習志野は3つのエラーと堅守に綻びが見えたが、それでも気持ちを絶やすことのない飯塚の奮闘が光った。

準決勝も、絶対的エースはチームを引っ張っていくことが出来るだろうか。

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