男は男らしくあれ。

 一昔前はそう教えられることが当たり前だった。

 見た目の性を貫いて生きなければならないことが、人間としての、生命としての宿命。

 しかし、それを許容させない障害を、神は一部の人に課した。

 その意図は何なのか、誰も知る由が無い。

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初の男の子プリキュア誕生

 プリキュアシリーズの第15弾「HUGっと!プリキュア」の第42話「エールの交換!これが私の応援だ!!」が2日に放送。

 初の男の子プリキュアである「キュアアンフィニ」が登場したことでネットは話題沸騰。フィギュアスケーターの若宮アンリという男の子がキュアアンフィニに変身。同シリーズで男の子のプリキュアが登場するのは初めて。SNSでは感動の声で溢れている。

 

 

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プリキュアはジェンダーを意識

 プリキュアのコンセプトとして「男らしさ、女らしさという言葉を使わないこと。ジェンダーを意識」というものがあるらしい。その伝統が脈々と受け継がれ、今日の結果に至ったとの話もあるが、時代の流れという要素も多分にあるだろう。

 LGBTと呼ばれる人々の許容が目立つようになった世の中。そして、彼らの苦しみが浮き彫りになる世の中。

 彼らの訴えが、このプリキュアという人気作にまで影響を及ぼしたのは、最早暴論ではあるまい。

 小生も、一昔前は性同一性障害というものに、否定的な考えを持っていた。

 それは単なるワガママなのではないかと。

 小生の外見は男である。だから男として生きるのである。

 例えば、もし明日突然朝目覚めたら、女性の外見になってしまったとしよう。

 それでも、今まで男として生きていた事実を曲げず、あくまでも性としての男を貫くのか。

 答えはNoだ。

 恐らくは女性らしい振る舞いをするよう、努力をすることだろう。

 しかし、LGBTとされる人々の悩みを深堀りしてみると、そう簡単な問題ではないことがわかる。恐らくは小生のような常人が口出ししてはならぬような複雑な葛藤に襲われている。

 違和感があることはわかっている。でも認めることが出来ない。だから辛い。

 その悩みに共感できない人々が多いことも、彼らを悩ます。

 それでも、彼らを認める為には、何かしらの形でその理解と感覚に歩み寄っていくしかない。

 その一助となるものが、男の子版プリキュアの誕生。

 多くの子供たちが幼き頃からこうした現実をアニメを通じて知ることが出来れば、将来、一致しない性の悩みに苦しむ人々が多くの共感を得られる社会が成立していることだろう。

 

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ここでもまた多様性の流れが

 多様性の重要性が認知される昨今、こうした創造がなされることは、実に意義のあることだ。

 ひとつの凝り固まった概念をぶち壊し、より多くの概念を甘受する精神。

 人類が本当の幸せを掴むためには、それが必須である。

 キュアアンフィニの誕生は、次なる人類への進化の第一歩である。

 

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