【第5話】うつ病の再発と個人契約←今ココ
『次世代起業家育成セミナー』
そんな壮大な雰囲気を醸し出し、そしてちょっと怪しい(?)起業スクールに入会した僕ですが⋯⋯
結論、それは僕の人生を変えてしまうくらい、大きな影響を与えました。
※唯木の人生を変えた起業スクールの紹介はコチラ
何か一番大きかったと言えば、独立して成功したのも大きいですが、何よりも自分の仕事ぶりが認められるようになったことが大きかったです。
誰かに認められるだけの成功体験がなければ、独立して食っていくだけの自信も付かなかったでしょうし、独立に踏み切る勇気も出なかったことでしょう。
僕自身、まだまだ仕事ができる人間には程遠いと思っていますけど、次世代起業家育成セミナーで学んだ仕事の極意というか、仕事ができる人の特徴を、僕が仕事に活かした経験を交えてご紹介したく。
目次
仕事ができる人の特徴① 暇な時間は勉強
「社長は本を読め!」
次世代起業家育成セミナーで叫ばれていたことの一端ですが、起業家は次に何をやるかを常に考え、ネタをストックしておくことが大事と説かれていました。
しかしこれは、起業家だけではなく、働くすべての人に言えることです。
リラックスは炭水化物
プライベートの時間にリラックスしたり、趣味に充てたりすることは、特に仕事で発生したストレスを解消する意味で欠かせないことです。
しかし、プライベートで遊んだり、休んでばかりだと、仕事で成長することは難しい。
プライベートのリラックスは、食事でいうと、炭水化物や脂質を摂ることに似ています。
おいしいものは、脂肪と糖でできている。
なんてキャッチコピーがありましたけど、脂肪や糖はすぐにエネルギーとして取り込め、栄養としては便利なものです。
しかし、摂り過ぎは肥満だとか高血圧などの悪影響を引き起こすことは、もはや常識ですよね。
楽な方に逃げることは、人生を腐らせてしまう。これまで僕が歩んできた、何も考えずに楽して流されてきた道を思い返してみれば、それは明らかです。
自己啓発はタンパク質
勉強や自己啓発って、決して楽なものではないので、できればやりたくないと誰もが思うところですよね。
ただし、辛いところを乗り越えて得たノウハウは、仕事に対して確実に良い効果をもたらします。
プライベートの自己啓発は、食事でいうと、タンパク質を摂ることに似ています。
人間の身体はタンパク質で出来ていて、摂取することで身体は大きくなります。人間の心も同じように、自己啓発しないとその器が大きくなることが決してなく。
補足
僕が言いたいのは、食事で五大栄養素をバランス良く摂ることが大事なのと同じように、理想的なプライベートの過ごし方は、リラックス、自己啓発、運動をバランス良くやりましょうということです。
仕事が忙しくてそんな時間がない!
僕の場合、次世代起業家育成セミナーが提供する大量の動画やら音声をひたすら聞いていたわけですが、それを続けるにつれて、仕事の引き出しが増えていったような実感がありました。
ただ、仕事が忙しいと、なかなか自己啓発に充てる時間って、なかなかとれませんよね。
そこで、大変役に立った考え方を、次でご紹介します。
仕事ができる人の特徴② 全く作業をしない
「社長は出社してはいけない」

などと突っ込みたくなるような言葉ですが⋯⋯。
社長は出社すると作業をしてしまう、それは大変良くない。社長の仕事は仕組みを作って、それで上がってきた数字を管理することだと、そのセミナーでは説いていました。
丸投げ⋯⋯ではなくて
「人に任せる」
「人を使う」
そう聞くと、仕事を丸投げして、こき使っているみたいに思えますが⋯⋯。
たしかにまともにやり方を教えず、仕事を丸投げしてくる上司は世の中にたくさんいるかと。僕もそんな人をけっこう見てきましたし。
そうではなく、上に立つべき人は詳細な工程をすべて知っていることは大前提。
「任せる」というのは、ちょっと説明不足な表現で、
「任せられるようにする」
これが大事。
言ってしまえば、
「これを見たらサルでも出来る!」
そんなマニュアルを作ることが大事なのです。
自分が変わると周りも変わる
僕はこれまでこなしてきた仕事は、何でも自分自身で作業をしていました。
この作業に関しては、僕しかできない、僕が倒れたら誰もできない、そんな何とも危険な状態。
その時にいた部署が、人に依存するような体制にあったことも否めないですが。とはいっても、それを周りのせいにしては、流されるだけで何も変わりません。
インサイドアウト。
自分が変わってから世界が変わる。逆はない。
これもセミナーで学んだことのひとつですが、ダメな環境が変わって欲しいと思うなら、自分から変えていくしかないのです。
最初はとにかく大変
「自分の仕事は誰でも出来なけばいけない」
僕はそれを念頭に仕事を進めるよう、考え方をシフトさせました。
しかし、人にやらせるのはすごく不安だし、マニュアル作りというのは大変労力の要る仕事です。自分のノウハウを目に見える形で残し、それを伝えるというのは、非常に困難。
最初はめちゃくちゃ苦労しました。
作ったマニュアルを読ませて新人くんにやらせても、質問はたくさんくるし、上がってきた成果も良くなくて⋯⋯。

そんなことを叫びながら毎日を過ごしていましたが、その先にある楽な日々を想像し、モチベーションを保って仕事を進めていきました。
補足
作業をしなくなりました
最初は質問攻めの嵐でガタガタだったマニュアルも、時を重ねることでだんだんと洗練されていきます。
そして、僕のやっていた作業は、新人くん・新人ちゃん、派遣社員のお姉さんでも、マニュアルを見ながらこなしてもらえるようになりました。
そうなると、作業者のたまに上がってくる質問に答えていればよく、彼らを管理してるだけで良くなるわけで。
さらに、僕は良い意味で暇になったので、先ほど重要だと述べた勉強をする時間が増えることに繋がり、好循環を生みました。
仕事ができる人の特徴③ 仕事を選べる
しかし、良い時というのはそう長くは続かず、神様というものは調子に乗るなと言わんばかりに、試練を織り交ぜてくるもの。
僕が作業に集中せざるを得ないくらい、大量の仕事が舞い込んできたのです。
補足
残業も多くなり、自己啓発に充てる時間もめっきり減ってしまいました。
また、負荷の少ない環境に慣れてしまっていたせいか、いざ残業が多くなってしまうと、かかるストレスもハンパでないもので。
そして相変わらず打たれ弱い僕ですので、あちこちから早くしろなどと、クレームと罵声を浴びせられると、気が滅入ってしまいまして⋯⋯。
晴れて、うつ病の再発です(笑)


長期休暇も許される?
どうやら僕は、生まれつきなのか分かりませんが、身体表現性障害なるものにかかっているようで。
ストレスを抱えて爆発させると、声が出なくなったり、まともに歩けなくなったりなるみたいです。
今回は歩けない症状が続いたわけですが、3ヶ月くらい休養するハメになりました。
「こんなに休んでしまうと、評価は下がるよな⋯⋯」
「心が病みやすいなんて知られたら、会社に居場所がなくなるよなぁ⋯⋯」
そんな不安に襲われ続けました。
企業体質も古く、お世辞にも職場環境が良いとは言えない会社。転職も視野に入れており、復帰した際に上司へ悩みを打ち明けたところ⋯⋯
「辞めるなんて言わないで!」
「ボーナスも全額だすから!」
「なんか条件はない?」
そんな感じで、必死な引きとめをされました。
在宅で仕事をしてしまえ!
僕は自分の時間が欲しいが為に、仕組みづくりを進めていたわけですが、それは会社の評価アップにもつながっていたのです。
上司の腰がひくーい感じで、何でも飲んでくれそうな勢いだったので、僕は理想的な働き方を考えました。
正直、その仕事に愛着はなかったので、これからはブログなどのネットビジネスを中心に取り組んでいきたいと思っていました。
さらに、オフィスに通って8時間拘束される生活はバカバカしくてやってられなかったし、子供との時間も増やしたかったので、在宅で仕事できれば最高。
そもそも、会社のテレワークの仕組み作ったの僕ですし、それどう使おうが僕の勝手。
⋯⋯なんて、維持費は会社が払ってるので、さすがにそれは強引ですね(笑)
やりたい仕事を選べた!
冗談はさておき⋯⋯
「月額30万の個人契約」
「主な仕事は今いる部署の人たちからの問い合わせ対応」
みたいな条件を出してみました。
会社の人からは⋯⋯
「え? そんなんでいいの?」
「正社員を辞めるってこと?」
「そんな不安定な道を選んで平気なの?」
と、不思議そうな感じで言われましたが⋯⋯

体質の古い会社なので、組織人であることが美徳と思っていた人が多く、僕の提示に驚くことは想定内。
会社としても、今の部署に技術的な小難しい相談できる人がいなくなるのは、大変な痛手だと思っていたようで。
また、月に30万って言っても、会社は保険料やら福利厚生を僕に負担しなくて良く、ボーナスを払わなくて良いので、コストも抑えられます。
そんな感じで利害は一致していたので、会社はあっさり了承。僕は、完全在宅の超時短勤務でも安定収入という状態を得ることに成功しました。
真に仕事ができる人って、やりたいことをやってるというか、仕事を好きに選べるだけの資質があるってことなんだと、常々感じる次第。
仕事ができる人になるには?
仕事ができる人の特徴を挙げていきましたが、僕が考えるできる人とは以下の3点。
①暇な時間は勉強
②全く作業をしない
③仕事を選べる
人それぞれ意見は異なるところですが、参考になればと思います!
さて、完全在宅の超時短勤務でも安定収入という状態を得た僕ですが、この後どうなっていくのでしょうか?
最終話へ続く