人間、誰にでも間違いはある。両者、どう見ても同一人物だろう。
放映中のNHKの朝の連続テレビ小説「半分、青い。」をそれとなく眺めていて「あ、亀梨君が出てるんだ」と口にした途端、側にいた妻に鼻で笑われ「いや、佐藤健だしw」と軽くあしらわれた。
ご両人が兄弟役で出たら、面白いことになるんだろうなと密かに夢抱いていたりするが⋯⋯などという妄想はさておき、近頃の佐藤健氏の勢いが止まらない。朝ドラで主要な役どころをこなしつつも、出演中のTBS系ドラマ『義母と娘のブルース』でも高視聴率を叩きだしている。
佐藤健とはどんな経歴の持ち主なのか、彼の足跡を追ってみた。
佐藤健の学歴
【プロフィール】
本名:佐藤 健

Takeru Sato
生年月日:1989年3月21日
出身地:埼玉県さいたま市岩槻区
身長:170cm
血液型:A型
事務所:アミューズ
公式サイト:佐藤健オフィシャルウェブサイト
【出身高校】
埼玉県立越谷北高等学校
県内でも有数の進学校に通っていた彼だが、大学には進学しなかった模様。高校2年の時に原宿でスカウトされ、俳優デビュー。高校時代は放課後にダンスに明け暮れ、授業中は眠りこけていたなどという話も聞く。

卒業アルバム?の佐藤健
ウィキペディアにおける越谷北高校の主な卒業生に、作家、及び社会学者でワイドショーのコメンテーターとして拝見することの多い古市憲寿市の名が挙がっているが、佐藤健さんの名は無かった。
高校のイメージを保持する為か、大学に進学した人のみを掲載しようという誰かの意図が何となく垣間見れる⋯⋯などという蛇足はどうでもよく、母子家庭で育ったとされる佐藤健さんだが、それほど裕福な家庭の出身では無いことが窺える。
自力で進学校に入りながらも、大学進学というレールに乗らず、俳優という荒波に乗った彼。そして一線で活躍を続ける彼のポテンシャルは、相当に高いものを感じる。
佐藤健の芸歴
2006年 テレビドラマ『プリンセス・プリンセスD』の河野亨役で俳優デビュー
2007年 平成仮面ライダーシリーズ第8作『仮面ライダー電王』の野上良太郎役で連続テレビドラマ初主演
2010年 NHK大河ドラマ『龍馬伝』の岡田以蔵役で時代劇初挑戦。
同年10月 土曜ドラマ『Q10(キュート)』の深井平太役でゴールデンタイムドラマ初主演。
2012年 初舞台 『ロミオ&ジュリエット』にロミオ役で主演。
同年8月 映画『るろうに剣心』に緋村剣心役で主演。
2015年 日曜劇場『天皇の料理番』に秋山篤蔵役で主演。翌年に同作品にて橋田賞受賞。
2017年 映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』中原尚志役で主演。翌年に同作品にて日本アカデミー賞優秀主演男優賞受賞。
2018年も映画『るろうに剣心』の大友啓史監督と再びタッグを組んだ『億男』に主演するなど、精力的に活動を続ける佐藤さん。2018年末から年明けにかけ公開されていた『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』に、10年ぶりに仮面ライダーとして復活。また豪華キャストの中で主演を務める2月22日公開の映画『サムライマラソン』など、2019年になっても話題に事欠かない存在だ。
亀梨和也の学歴
亀梨さんの経歴も簡単に紹介しておく。
【プロフィール】
名前:亀梨 和也

Kazuya Kamenashi
生年月日:1986年2月23日
出身地:東京都江戸川区
身長:171cm
血液型:B型
事務所:ジャニーズ事務所
公式サイト:Johnny's net
【出身高校】
東京都立水元高等学校

現在は都立葛飾総合高校に統合
偏差値:39
小学一年生のころから野球を始め、リトルリーグの世界大会にまで出場したこともあるという亀梨さん。親類が勝手に経歴書を送ったら受かったという典型的な話でジャニーズ事務所に入所したわけだが、野球中継のゲスト解説を精力的にこなすなど、今も尚、その野球熱は冷めることを知らない。
亀梨和也の芸歴
1999年 『3年B組金八先生 第5シリーズ』で連続ドラマ初出演。
2001年 KAT-TUNを結成。
2005年 メイン生徒役として出演し『ごくせん』第2シリーズが平均視聴率27.8%の大ヒット。
同作にてザテレビジョンドラマアカデミー賞、 日刊スポーツ・ドラマグランプリ賞の助演男優賞を受賞。
同年10月 『野ブタ。をプロデュース』でダブル主演した山下智久と「修二と彰」を結成。
主題歌の「青春アミーゴ」がミリオンセラー。
2006年 KAT-TUNとして「Real Face」でCDデビュー。
同年9月 ベストジーニスト賞。のち5年連続で受賞し、殿堂入り。
KAT-TUNが今や3人となり、最近はCMや野球中継くらいでしか目にすることのなく、佐藤健さんに比べると少し活躍ぶりが物足りない亀梨さん。20代前半の頃の輝きを再び戻すことはあるだろうか。
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佐藤健に背負われた宿命
着々と俳優として実績を上げ、表舞台で活躍し、聴衆から脚光を浴びる存在となった佐藤健さんだが、彼が大学に進学するという道を選んでいたら、どのような人生になっていただろうか。
彼の器の大きさからすると、どんな業界に進むにせよ、所謂「成功者」として名を馳せていることに違いない。
彼の演技を観ていると、やはり何かオーラが違うというか、惹きつける何かがある。大それたことを成し遂げているにも関わらず、自然体でいるような、常人にはない凄みを感じる。
計り知れない器を持つ彼に背負われた運命は、今後どう展開していくのか。彼はどこまで高みを目指さねばならないのか。今後も要注目である。