とうとう打ち出した禁断の一手。

パクるならとことんパクって、やれるところまでやろうではないかと。

内容なんてどうでもいい。

話題を読んで人を集めることが全て。視聴率という数字がモノを言う世界。

 

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科捜研の男に沢口靖子が出演か

 まずはお詫び申し訳なければならない。

 タイトルと冒頭の内容は小生の妄想であり、真っ赤なウソである。タイトルのインパクトに引き寄せられ、ここに辿り着いてしまった方に忠告しておこう。沢口さんが「トレース~科捜研の男~」に出演するなどという話は全くのデタラメであり、それ以上でもそれ以下でもない。それに関する情報を欲していた方は、ブラウザを閉じるなり、戻るボタンをクリック頂いた方が賢明である。

 なぜそのようなデタラメを冒頭に掲げたのか。それは1月7日(月)に放映されたフジテレビの所謂「月9ドラマ」の内容があまりに酷かったからだ。テレビ朝日系の某人気番組のタイトルに寄せた副題を持ってきたからには、それなりのコンテンツを擁してきたのではと期待をしていたが、見るに値しない、実に空虚な内容であった。つまるところ、小生が突然の虚言を吐くに至ったのは、ドラマ制作陣への怒りの表現と捉えてもらえれば幸いである。

 このドラマが今後高視聴率を得ようというなら、沢口靖子さんをゲスト出演させるなど、思い切った手を打って話題を集めなければ、到底成し遂げられるものではない。

 フジはテレ朝に土下座してでも頼み込み、究極の一手を出さざるを得ない状況にある。

 

科捜研の男の登場人物の設定がひどい

 思わず鼻で笑ってしまうくらい、残念な初回だった。隣で並んで観ていたミステリー通の妻も、小生と似たような反応を示していた。

 何が残念だったかといえば、まずは登場人物の設定や作り込み。

主人公を演じた錦戸亮さん

真野礼二役 錦戸 亮

 

 クールで淡々と仕事をこなし、人間にはまるで興味なく無愛想と、序盤はそんなキャラが引き立っていたが、ヒロイン役の新木さんに対し夜食をプレゼントし、被害者への無念を語るなど、徐々に人間味に熱い一面を見せる。それが冷徹なんだか熱血漢なんだかよく分からない人間性を感じ、キャラにブレを感じた。

 こうしたクールなキャラが優しくて熱い一面を見せるのは、ストーリーの醍醐味である人間性の成長を経た後で描写すべきであり、初回からそのような姿見せては、ドラマとしての盛り上がりに欠ける。せめて初回(本当は3~4話くらいまでが理想)だけでも、冷徹な人間性を存分に押し通すキャラとして描くべきキャラである。

ヒロインを演じた新木優子さん

沢口ノンナ役 新木優子

 

 そういえばヒロインの名字が「沢口」だったのか。全く気付かなかったが、意図的なものを感じる。漫画が原作なので偶然である可能性が相当高いが⋯⋯。

 そんな前置きはどうでもよく、このヒロインの作り込みがとにかく酷かった。初回登場シーンでトイレに駆け込む姿を見て、天然系おとぼけキャラで通すのかと思いきや、突然正義感に目覚め、被害者家族に熱く訴えるなど、全くキャラの全体像が見えなかった。とにかくキャラがぶれていて、全く引き立っていない。ヒロインのキャラが立たないのは、ストーリーとしては致命的。演じる新木さんも、こんな酷いキャラを演じることを余儀なくされ、拙い表現だが可哀想という言葉しか思いつかない。

敵役の刑事を演じた船越英一郎さん

虎丸良平役 船越英一郎

 

 荒くれポンコツ刑事というキャラは引き立っていたが、この役を2時間ドラマの帝王に演じさせるのは、キャスティングミスだと感じた。

 船越さんといえば、断崖絶壁。そこに犯人を追い込むスマートな刑事というイメージが世間には浸透している。小生も彼の役どころとして、厳しくも的確に事件解決に向けてひた走る姿を期待していたが、蓋を開けてみれば強引な取り調べを講じるパワハラ刑事。

 2時間ドラマの帝王を満を持して起用という売り込みは分からなくはないが、このストーリーの登場人物としては、どうにも適材適所とは言い難い。

 

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科捜研の男初回のオチがとにかくひどい

 何よりも酷かったのがオチ。誰が見てもスッキリしない事件の真相に、裏切られた視聴者も少なく無かったはずだ。

 女性バラバラ殺人の被疑者として挙げられたのが、彼女の婚約者と両親の3人。話が進むにつれ、著名な教育評論家である父親のDVが明るみになり、彼が犯人ではないかと期待を持たせる。

 しかし、何とも不可解なドンデン返しが待っていた。

 女性を殺害したのは、彼女の実家マンションの隣に住む精神異常をきたした面識の無い若い男だった。結局関わりの薄い第三者による殺害という「不慮の事故」が真実だったという事の顛末は、何ともスッキリしない。フジテレビ系ドラマが好むドンデン返しを見せたかった意図も分からなくはないが、明らかにこの流れは後味が悪い。

 著名だが悪意に満ちた父親が犯人で失脚するようなであれば、所謂「ざまあ」の展開で、観ている方も気持ちよく終われる。若しくは実は父親はいい奴で、母親のDVの元凶だったみたいなドンデン返しであれば、それなりに好感を得ていたことだろう。

 原作を忠実通りに再現しなければという縛りがあったのかもしれないが、まあ、原作を知らないので何とも評価できないが、大衆の目に晒すサスペンスドラマというコンテンツであれば、もう少し視聴者目線のシナリオに仕上げられなかったのかと、制作サイドに疑問の声をあげざるを得ない。

 

もう科捜研の女の助けを借りるしかない

 兎にも角にも空っぽな内容のドラマだったが、視聴率は12.3%らしく、相変わらず数字の良し悪しは分からないが、世間的には好調の滑り出しとのこと。
https://news.nifty.com/article/entame/rl/12184-45232/

 ただ上記サイトの記事にもある通り「月曜からこんな陰湿な感じ見たくないわ」という視聴者の声が多く、小生が上述させて頂いた内容が全くの見当違いといったことはなかろう。副題のインパクトに引き寄せられて観てみようと思った視聴者が少なからずおり、そんな彼らに反感を買ったこのドラマの視聴率は、右肩下がりの一方になるのではないかと確信している。

 さらに苦言を呈すと、どこかで沢口靖子さんがサプライズ出演でもしない限り、二度と観ることはない。それだけ酷いコンテンツを見せられた我が身に同意する方も、それなりに存在することを期待している。

 

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