プロ野球ファンなら、恐らくは誰もが気になり、話のネタが尽きない題材になるであろう『最強助っ人外国人ランキング』だが、威圧感溢れるあの強打者が入っていないことに、ある球団のファンは大変憤慨している。

プロ野球ファン1万人とレジェンドOBにアンケートを取った結果が反映されるというが、この結果に納得のいかないファンが多いようだ。

 

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タイロンウッズがランキング圏外

2018年10月22日(月)に『中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!』がテレビ朝日系(19:00~21:48)で放映された。「プロ野球最強助っ人外国人ランキング」と題し、歴代のプロ野球助っ人外国人選手の中から最強の選手を決定する。

番組MCは中居正広(46)が務め、出川哲朗(54)などプロ野球ファンのタレント達が盛り上げ、さらに村田兆治(68)や掛布雅之(63)などの往年のレジェンドOBが番組を彩った。

プロ野球ファン1万人とレジェンドOBにアンケートをとり、歴代およそ1200人の助っ人外国人選手の中から凄いと思った選手を挙げてもらい、それをもとにランキングを作成。番組オリジナルの最強助っ人外国人ベスト25を発表した。

本番組で発表されたランキングは、以下の通りとなった。

1.ランディ・バース(阪神)
2.ウォーレン・クロマティ(巨人)
3.アレックス・ラミレス(ヤクルト→巨人→DeNA)
4.ウラディミール・バレンティン(【現】ヤクルト)
5.ロベルト・ペタジーニ(ヤクルト→巨人→ソフトバンク)
6.タフィ・ローズ(近鉄→巨人→オリックス)
7.アレックス・カブレラ(西武→オリックス→ソフトバンク)
8.オレステス・デストラーデ(西武)
9.ランディ・メッセンジャー(【現】阪神)
10.マイルズ・マイコラス(巨人)
11.ラルフ・ブライアント(中日→近鉄)
12.マット・マートン(阪神)
13.デニス・サファテ(広島→西武→【現】ソフトバンク)
14.トーマス・オマリー(阪神→ヤクルト)
15.ロバート・ローズ(横浜→ロッテ)
16.ブーマー・ウェルズ(阪急→オリックス→ダイエー)
17.郭源治(中日)
18.ボブ・ホーナー(ヤクルト)
19.チャーリー・マニエル(ヤクルト→近鉄)
20.ジェフ・ウィリアムス(阪神)
21.ジーン・バッキー(阪神→近鉄)
22.ジョン・シピン(大洋→巨人)
23.ビル・ガリクソン(巨人)
24.郭泰源(西武)
25.呂明賜(巨人)

トップ3に異論の声は少なかったが、25位以内に、横浜や中日で活躍したタイロン・ウッズが入っていないことに、中日ファンを中心にツィッターで異論の声が挙がっている。

 

 

巨人・阪神・ヤクルトの外国人選手だらけ!?

今一度、ランキングを見直してみよう。今度は巨人阪神ヤクルトに縁のある選手を色分けしてみる。

1.ランディ・バース(阪神)
2.ウォーレン・クロマティ(巨人)
3.アレックス・ラミレス(ヤクルト→巨人→DeNA)
4.ウラディミール・バレンティン(【現】ヤクルト)
5.ロベルト・ペタジーニ(ヤクルト→巨人→ソフトバンク)
6.タフィ・ローズ(近鉄→巨人→オリックス)
7.アレックス・カブレラ(西武→オリックス→ソフトバンク)
8.オレステス・デストラーデ(西武)
9.ランディ・メッセンジャー(【現】阪神)
10.マイルズ・マイコラス(巨人)
11.ラルフ・ブライアント(中日→近鉄)
12.マット・マートン(阪神)
13.デニス・サファテ(広島→西武→【現】ソフトバンク)
14.トーマス・オマリー(阪神→ヤクルト)
15.ロバート・ローズ(横浜→ロッテ)
16.ブーマー・ウェルズ(阪急→オリックス→ダイエー)
17.郭源治(中日)
18.ボブ・ホーナー(ヤクルト)
19.チャーリー・マニエル(ヤクルト→近鉄)
20.ジェフ・ウィリアムス(阪神)
21.ジーン・バッキー(阪神→近鉄)
22.ジョン・シピン(大洋→巨人)
23.ビル・ガリクソン(巨人)
24.郭泰源(西武)
25.呂明賜(巨人)

上記3球団に縁の無い選手
 →8/25名(32%)

上記3球団に縁の有る選手
 →17/25名(68%)

確かに上記3球団の選手が半数以上を占めている。プロ野球ファン1万人というが、無作為に選んだのか、それとも年代別や性別、または地域やお気に入りの球団等を公正に振り分けたのかは定かではないが、かなりの偏りが見られる。

中居氏(巨人ファン)と出川氏(ヤクルトファン)が中心になって番組を盛り上げ、ABCテレビ(阪神戦実況局)が制作したことを鑑みれば、こうした忖度が付随してくる可能性は否めない。

「やらせだ!」という声が出るのも致し方ないことか。

タイロンウッズ氏は現役時代、日本で本塁打王3回、打点王1回(2006年には2冠王)を獲得し、2000年代中日黄金期の落合政権下でリーグ優勝と日本一に貢献。また、来日前は韓国リーグで5年間プレーし、本塁打王1回、打点王2回(1998年には2冠王)に輝いたこともあり、環境問わず活躍した名選手であることに異論はない。

もし、来日期間のOPS等を加味した実績を単純に数値化できたならば、オマリー、ホーナー、ガリクソン、呂明賜といったメンツより上位にあっても間違いない。

繰り返しになるが、本ランキングはあくまでも番組が独自にアンケートを取って作成したもの。デジタル化できないアナログな話題性やインパクトを鑑みた結果、ウッズ氏はランク入りするのに僅かに足りず、日の目に当たることが叶わなかった。

 

ゴールデン番組は大衆受け狙い

プロ野球ファン層は、巨人・阪神に大きなウェイトが掛かっていることは、周知の事実である。そんなセリーグに属する両チームは、ヤクルトと対戦することが多い。そして良質な外国人選手を連れてくることで知られるヤクルト。だからこそ、上記の結果に繋がったと、小生は睨んでいる。

大衆受けを望まなければならない、ゴールデン番組の宿命であろう。

ただし、個人的にもタイロン・ウッズ氏はランクインして欲しかった。虎党としても恐るべき威圧感が敵として脅威であり、印象深い選手の一人だった。

高校時代はアメフトをやっていたらしいが、それを疑うことない筋肉隆々の身体。そんな巨体が、藤井秀悟投手(ヤクルト時代)の「舌だし」に激昂し、彼の右頬を殴打して10試合の出場停止処分など、強烈なエピソードも事欠かない。

何より、略称が『T.ウッズ』

言わずと知れた名ゴルフプレイヤーと似通っていることは、大衆の胸を打つ大きなネタではなかっただろうか。

ウッズ氏の勇姿をテレビ越しで観ることが叶わなかったのは残念だが、こうして彼のことを調べあげ、記事を書く時間は充実の時であった。そのひとときを与えてくれたウッズ氏に感謝の意を示したい。

 

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